哲人に似る?
庵の外苑ともいうべき公園の一角に遊歩道がある。山の傾斜を利用してV字に道が作ってある。200m位のものだが、一番低い地点を雨水が通るので、ぬかるんで歩き難く、利用者がいるとも思えない。
ひじきは、知っているルートと違う道にも興味を示すことがある。一週間ほど前、遊歩道へ下りる階段の所で立ち止まり、どうしようか迷っていた。かなり急な勾配で、一段一段が高く作ってあり、降りきったらすぐ道が右に折れているので、行き止まりみたいに見える。怪人とて、何年も通ったことがないので行きたくなかった。一回下りてみれば納得して、二度と行こうとしないだろうと考え、先に少し下りてリードを引っ張ってみた。
ひじきはリズミカルに階段を下りだし、いつものように主人となって先に進んで行った。ぬかるみも平気で渡り、ついに反対側の道路に出た。この道路もよく通っているので、「な~んだ、ここか
」と緊張がほぐれた様子
。
様子が分かったら
ひじきのもの。それから毎日通る。竹とクヌギのトンネルで昼なお鬱蒼としているし、落ち葉で滑るし、靴は汚れるしで、快適とは程遠い
。こんな道、教えなければよかった。後悔先に立たず、だ
。
それにしても、「新鮮な驚き」「不思議の感覚」を求める
ひじきのパイオニア精神
は見上げたもの
。同じリズムで流れてゆく居心地の良さは、心を安らかに眠らせてしまう、と感じたのだろうか
。




























































































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